MESSAGE

開催まであと10日、いよいよカウントダウンの始まりです。

そんな「いよいよ」って時にようやく主催者メッセージです。

こんな今更なメッセージなどなくても、たくさんの方にご参加いただけるということは、素晴らしい出演者、素晴らしいロケーションを通してイベントの魅力を充分感じ取っていただけているのだと思います。

ですので、何の効力も発揮しない駄文として、お暇な方に読んでいただければ幸いです。

スパイルロックは、かつて地元栃木県内のライブハウスを中心に10年ほど活動をしていた劇団員で結成しました。

「スパイルロック」というのは、その当時の演目タイトルで、オリンピックを目指す話だったような、泥棒の話だったような、縁が繋がるようなそんなような意味合いだったと思います。そんな曖昧な記憶から付けられました。

解散後も何かやったりやらなかったりしながら過ごしていましたが、２年前、新型コロナウイルスにより様々なことが「自粛」となり、ライブハウスや劇場はとってもピンチになりました。

何かを制限されると非常に何かを欲するもので、こんな状況だからこそできる方法で音楽を楽しめないかと考えていた時に、若山農場さんと出会いました。

「こんなに広大な竹林ならソーシャルディスタンスでライブができるのでは！？」と話していた時に、竹林大好きミュージシャンのtatsuさんと出会い、なんやかんやでいつのまにかvol.4です。
コロナ禍で営業自粛中だったpopyyyのカズトモくんとデニーズのモーニングを食べながらノリで決めたのがvol.4です。

ノリで開催を決めてから「た〜すけて〜」と10年ぶりに連絡したMORTAR RECORDのヤマザキさん、deadman高橋君もノリで助けてくれました。

10年も会ってなかった？っていうくら自然なノリで参加してくれている関係者が、なんだかお客さんよりノリノリで準備をしてくれているおかげで、いつもは陰キャな私たちもノリノリです。

みんな、かつて音楽や演劇で繋がっていた人たちです。

コロナ禍で苦しんでいる方はたくさんいます。

私たちには多くの人を笑顔にするほどの力はありません。

私たちの手が届く、大好きな人たちだけでも笑っていて欲しいという、本当に身勝手な欲望のみで動いています。

コロナ禍で出会えた縁もたくさんあります。

そんな縁を育てて、一緒に楽しんでいけるようなイベントを今後も続けていきたいと思いますので、「た〜すけて〜」と言われてしまったら、またノリノリでお願いします。

そしてそんな縁を、ご来場くださるみなさまとも繋げていければと願っています。

いつか「た〜すけて〜」と言われて巻き込まれる側になるかもしれませんが…。

スパイルロック